第5話「熱闘!愛と炎のトライアスロン」
脚本:野島伸司
演出:永山耕三
トライアスロンの3種目目・マラソン
ロッキーのテーマをBGMに
宇梶とのデッドヒートを繰り広げ、先にゴールを決める陣内
絶叫して「愛しあってるかい!」
生徒たち乱舞して陣内胴上げ
第5話なのに青天井どころじゃない爆裂テンション。
この空気感についてける時代、すごい。だって、年明けが1990年だもんな!(?)
とはいえ、さすがの野島伸司なのが、この爆裂テンションの最中にエッセンスを徐々ににじませてくるところ。前作「君が嘘をついた」同様、3組のカップルの三者三様を描いているんだけど、その三様具合なんて爆裂テンションで乗り切っちゃえばいいのに、全然そこに身を委ねない、コントラストの付け方が巧いし、その中に若干の不穏さを紛れ込ませている。
例えば、恋する女子高生・和久井映見に、先生のバービーボーイズ・KONTAが言い放った一言
「君ぐらいの女の子が教師を好きになるのは、はしか、みたいなもんだよ」(結構マジトーン)
怖い。あのテンションの最中にマジトーンでこのセリフだから、サイコパス感がすごい。しかもこのセリフの時のKONTAがブーメラン水着というサイコパス3割増し。怖い。
とはいえ、陣内はキョンキョンの部屋に初めてお邪魔して、
「あ!こんなところに、毛、見っけ!」
だもんな。最低過ぎる。
※「愛しあってるかい!」はFODプレミアムにて配信中です。(記事作成時点)
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