君が嘘をついた
脚本・野島伸司 演出・光野道夫
出演者:三上博史 麻生祐未 工藤静香 大江千里 鈴木保奈美 布施博 宇梶剛士 井上彩名 地井武男
第3話「二股かけるなんてヒドイ」
名刺を渡したのに電話をよこさないヒロインに
「今度はなくさないように…(売り場の果物を手に取り電話番号を書く)グレープフルーツがお好きなあなたに…」
やべーよ、まだ買ってもない売り物に、マジックでデカデカと。
「グレープフルーツがお好きなあなたに(キラーン)」じゃねーよ、こえーよ。
しかもこのセリフは、ヒロインが恋する主人公ではなく、ポッと出のかませ犬(宇梶剛士)。
余計に怖いし、引く。だけどもちろんこのドラマは能天気ラブコメディなんでその後、なんの躊躇もなしという空気感。
っということで、今回のハイライトはここのみ!
それにしても今回のラストの演出なんかは、深読みすれば野島伸司的ともいえるセリフもあり、
やりようによってはもっとグッと締まるのシーンなのにとことんノンキな音楽をかけるノリがこの時代的。
野島伸司の恋愛哲学(恋は幻想的な)が垣間見えそうな部分を全て演出の力でねじ伏せている。
ま、デビュー作だし、野島伸司的なものなんて確立してないし、誰もそれに気付こうともしていなかったのか…
とか考えながらだとそれなりには楽しめる。
※「君が嘘をついたは」FODプレミアムにて配信中です。(記事作成時点)
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