「愛しあってるかい!」

1989年10月期・フジテレビ

第1話「青春爆発!先生だって恋をする」

脚本:野島伸司

プロディース:山田良明 大多亮

音楽:鈴木康博

演出・楠田泰之

出演者:

陣内孝則 柳葉敏郎 近藤敦 藤田朋子 小泉今日子

 

 

中身がない!

 

ビックリするぐらい中身がない。

あるのは勢いとテンションのみ!だけどそこがいいし、それでいい。

 

あ、あと前作「君が嘘をついた」より格段に予算がある。

同じ監督とは思えない程、画面のゴージャス感が違う。

 

このドラマはとにかく出演者がハイテンションで「愛しあってるかい!」と叫ぶ「学園ドラマ」という情報だけで、ほぼ知らなかったんだけど、実際に見ると、まさかそれと寸分違わなぬ印象のドラマであった。じゃあ見なくていいんじゃないかとすら思うけど、このドラマの勢いとテンションは、“時代性”だけでは片づけられない、何かが、ある…はず。?

 

いま学園ドラマを作るとなると、教職員の現実、いじめ問題、モンスターペアレント…などなど、本当のリアルかは置いといて、どこかに“リアリティー”のフックを仕込んでおくのが当たり前だけれど、そんなこと一切お構いなしの世界観が潔く気持ちいい。とにかく、職員室で筋トレしながら「こんなことしてないと暇でやってらんないよ!」って言っちゃうテンションを常にキープしていて、このエネルギッシュは今の時代のドラマも見習うべきだと思う。リアリティーとか、関係ないぜ!高校生が先生(しかもキョンキョン)を好きになるのなんて当たり前だし、そこに“禁断”とかないぜ!

って今思ったけど、この5年後くらいに野島伸司は「高校教師」をやるわけだけど、この対比もすごく興味深い。

 

ただ、面白かったかどうかは別問題。第1話はハイテンションコントの段積みって感じで、物語に一つも軸がないのはちょっと辛かった。この感じで最後までいくのかな?それはそれですごいけど。

※「愛しあってるかい!」はFODプレミアムにて配信中です。(記事作成時点)

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