君が嘘をついた
脚本・野島伸司 演出・光野道夫
出演者:三上博史 麻生祐未 工藤静香 大江千里 鈴木保奈美 布施博 宇梶剛士 井上彩名 地井武男
第8話「今年のイブは誰といる!?」
芳香剤のサンプリングをしている中、お茶に誘うが仕事中だと断られ
「ではその芳香剤、僕が全部買ってしまいましょう。それならいいでしょ?」
「いや、その…、これ、売り物じゃないんです…」
「ではその香り、全部僕が嗅いでしまいましょう」
久々、今週の宇梶でした。
その歯に浮きまくりなセリフより、登場時、なぜかニヤつきながら、主人公たちに近づいていく宇梶の表情によってキザというより、やっぱりサイコパス。
さて、そんなことより、さすがの野島伸司、すごい。
次回の最終回に向けて、主要3組全てのカップルを別れへと導き、ラストにつなぐという構成。
当初、3組全てどうでもいいカップルすぎて、
その行く末なんて気にもしてなかったのに、あまりに巧いこと最後へと持って行くから、ついつい最終回が気になっちゃったよ。
恋愛ドラマにおける最終回の鉄則「誰が、誰と、どうくっつくのか?」を野島伸司はデビュー作の段階から実現していたんですね。さすが。
そして、今週の布施博。
布施博「俺は好きな人のためだったら火の中、水の中よ!」
鈴木保奈美「だったら、海に飛び込んでよ!」
戸惑う布施博…
鈴木保奈美「言ってるそばからできないじゃない!さよなら!」
保奈美、去る…
海に飛び込む音「ドボン」
鈴木保奈美「なにが、ドボンよ」
布施博「俺はね、いい女のためなら命かける主義なのよ!」
怖えー。布施博、怖えー。
だけど、保奈美がまさか、擬音に対してノリツッコミするという荒業で怖さ軽減。
やっぱり野島伸司、天才。
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